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雨が好き
第88章 友チョコ

おしゃべりしているうちに、耀さんの大学での専攻が意外にも生物学だと知った。
「すごいですね、耀さん」
「昔から、理科が好きで・・・」
へへ、と頭をかく彼女はなんだか少し可愛らしかった。
将来は食品関係の会社への就職をしたいのだそうだ。
「ファッションデザイナーとかじゃないの?」
てっきり、水際さんみたいになるのかと思ったけれど、とんでもない、と耀さんは首を振る。
「高槻先輩は特別なんです。すっごいセンスがあって・・・ああいう人を天才、と言うんだろうな・・・って」
みんな、そう言っています、と言いながら、彼女の目はなんだかとても恋する人の目で、
もしかしたら、私も蒼人さんの事を話していると、こんなふうな目になっているのかしらと思ってしまったりした。
ガナッシュが出来上がったので、二人でくるくる。
大きさを揃えるのが最初は難しかったけれど、ふたりで楽しくやっているうちに、たくさんの可愛らしいトリュフが出来上がっていった。
仕上げはカラーチョコのコーティングとトッピング。
ここはやっぱり耀さんが上手だった。
なんというか、同じアラザンや粉砂糖をまぶすにしても、きれいに仕上がるのだ。
「すごいですね、耀さん」
「昔から、理科が好きで・・・」
へへ、と頭をかく彼女はなんだか少し可愛らしかった。
将来は食品関係の会社への就職をしたいのだそうだ。
「ファッションデザイナーとかじゃないの?」
てっきり、水際さんみたいになるのかと思ったけれど、とんでもない、と耀さんは首を振る。
「高槻先輩は特別なんです。すっごいセンスがあって・・・ああいう人を天才、と言うんだろうな・・・って」
みんな、そう言っています、と言いながら、彼女の目はなんだかとても恋する人の目で、
もしかしたら、私も蒼人さんの事を話していると、こんなふうな目になっているのかしらと思ってしまったりした。
ガナッシュが出来上がったので、二人でくるくる。
大きさを揃えるのが最初は難しかったけれど、ふたりで楽しくやっているうちに、たくさんの可愛らしいトリュフが出来上がっていった。
仕上げはカラーチョコのコーティングとトッピング。
ここはやっぱり耀さんが上手だった。
なんというか、同じアラザンや粉砂糖をまぶすにしても、きれいに仕上がるのだ。

