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雨が好き
第87章 バレンタイン・デー

どうしよう・・・。
とりあえず、耀さんを駅まで見送った帰り道、駅前の本屋さんで、お菓子作りの本を買ってみた。
明後日の土曜日の午後に、耀さんが『みなと町』に来ることになっている。
それまでに、少しでも・・・。
そう、今回ばかりは、水際さんにも、蒼人さんにも頼れない。
だって、耀さんは水際さんに、私は蒼人さんに渡すんだから。
二人で、頑張る。
そう思うと、なんだかちょっと、ドキドキする。
でも、確かにドキドキはしているのだけれど、
絶対できない、などとは思わなかった。
『蒼月』を作ったときみたいに
学園祭がうまくいったみたいに
ひとりじゃないなら、できるかもしれない・・・
なんとなく、そんなふうに、思える。
そして、そう思うと、
不思議なことに、私の気持ちは、
なんだか、今、見上げている青空みたいに、
スッキリと晴れている・・・そんな感じがした。
とりあえず、耀さんを駅まで見送った帰り道、駅前の本屋さんで、お菓子作りの本を買ってみた。
明後日の土曜日の午後に、耀さんが『みなと町』に来ることになっている。
それまでに、少しでも・・・。
そう、今回ばかりは、水際さんにも、蒼人さんにも頼れない。
だって、耀さんは水際さんに、私は蒼人さんに渡すんだから。
二人で、頑張る。
そう思うと、なんだかちょっと、ドキドキする。
でも、確かにドキドキはしているのだけれど、
絶対できない、などとは思わなかった。
『蒼月』を作ったときみたいに
学園祭がうまくいったみたいに
ひとりじゃないなら、できるかもしれない・・・
なんとなく、そんなふうに、思える。
そして、そう思うと、
不思議なことに、私の気持ちは、
なんだか、今、見上げている青空みたいに、
スッキリと晴れている・・・そんな感じがした。

