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雨が好き
第85章 耀一さん
「古谷さん!今日は来てくださってありがとうございます!」
すっと私の左隣に、耀さんが入ってきた。

耀さんとのおしゃべりは楽しかった。
ファッションサークルの普段の活動とか、水際さんはみんなの目標なんだ、とか、そんなお話も。

「高槻先輩が、ちょっと前に六大学合同ファッションショーの打ち上げのときに来てくれて、古谷さんのお話してくれたんです。
 高槻先輩、すっごく褒めてたんですよ?
 だから、私も古谷さんに会いたいなって思ってて」

そ・・・そんな・・・ほめ、褒めるだなんて。

「で、実際会ってみたら、本当に素敵な人で」
「で・・・でも、私、みなさんみたいにファッションとか、よくできないし・・・」

水際さんもすごいと思ったけど、このサークルのみんなも本当にすごい。

「みんな、なんていうか、ほんとに・・・自分に似合うものわかってて、す、すごいなって」

私も水際さんと少しお話するようになって、少しはお化粧とか上手になったと思うけど、それでも、ここにいる人達のキラキラに比べたら全然ダメ・・・な感じだ。

「そう・・・ですか?私には十分、古谷さんのお洋服もお化粧も、いいと思いますけど」

耀さんによると、ファッションって、その人単体で成り立つんじゃないのだそうだ。
その人が生きている空間とか、時間とか、人生とか、そういうのと一緒になって初めて「似合う、似合わない」って決まるんだ・・・って。
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