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雨が好き
第84章 学生の時間
そんな彼女に促されて椅子に座って、一息。
勧めてくれたホットレモンをひとくち。
ほー、と身体が解けていくような気がした。

テントの中では大学生たちがあれこれ言いながら準備を進めている。

自分とは4〜5歳くらいしか違わないと思うけれども、
なんだか、すごくイキイキしている、
そんな気がした。

「みんなー!もうすぐ開店だぞー!がんばれ!!」
水際さんが両手をメガホンにして激励

ああ、そうか、水際さんちょっと前まではあの中にいたんだな・・・
それは、とても自然に目に浮かぶような気がした。

時間になり、いよいよ学園祭が始まる。
門が解放され、どっと人が押し寄せてきた。

賑やかなお祭り。
あちこちで威勢の良い呼び声があがる。

サークル主催のブース
実行委員会が主催のブース
中には、〇〇県人会、なんていうのもあるみたい。

「でもさ、例えば沖縄県人会っていっても、
 みんながみんな沖縄県の人じゃなかったりするだよねー」

と、水際さん。
じゃあ、あそこでサーターアンダギーを油で揚げているのも、
向かいの広場でエイサーを踊っているのも、
もしかしたら、北海道の人、だったりするのだろうか?

わいわいしながら、なんだか楽しそうだ。
お金がやり取りされているけれども、生活のためのお仕事、
というより、お祭りみたいなもの、なのだろう。
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