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第92章 寤寐思服（ごびしふく）

日暮が俺を湯船の縁に座らせる。少しお湯をかけて、下半身についた泡を落とすと、ためらうことなく、俺のちんぽにキスをしてきた。

ズルリと剥けた亀頭に優しく唇を寄せる。そこからはぷっくりと先走り液が溢れている。それを小さい舌で舐め取るようにぺろぺろと舐めてくる。

「うぅ・・・ぐう・・・」

温かく湿った舌で鈴口をなぞられる快感。その初めての感覚に俺は身震いする。両手でちんぽを持ち、ちろちろと遠慮がちに舐めるその姿は見ているだけでゾクゾクするほどの興奮を俺にもたらす。

「は、初めてなので、う・・・うまくできるか・・・わからないですけど・・・」

ちゅぷっ・・・と日暮が俺の亀頭を口に含む。一瞬、身体全体をぬるりとした何かで包みこまれたような錯覚を覚える。

何をどうされているのか全くわからなかった。そのまま口の中でグネグネとした肉の感触がちんぽを包み込み、あったかくて、気持ちよくて、腰が抜けそうになる。柔らかく睾丸を触られている感じ、イキそうになるギリギリを保つような遠慮がちな舌の愛撫のせいで、俺の腰の中にどんどんむず痒いような奇妙な感じが高まってくる。

オナニーのときはただ力任せに扱いていただけだったが、こんな風に優しく、ゆっくりと、包みこまれるように、そこを刺激されると・・・っ！

精液が、上がってきてしまうのがわかる。一旦意識すると、それは全く止めることができない奔流となって飛び出しそうになる。

で・・・でも、このままじゃ・・・

俺は日暮の口をちんぽから引き離そうと彼女の頭に手を添えて押し返そうとした。しかし、ちらりとその俺の様子を見上げるようにした日暮は、俺の手の動きに逆らって、俺のちんぽを更に深く口の中に押し込むようにしてきた。

きゅうっと一気にちんぽが締め上げられ、それが最後の刺激となって、とうとう日暮の口の中で、ソレが爆発してしまう。

「う・・・むぅっ！」

ビクン、ビクンと狭い口の中で俺のちんぽが暴れる。口の中に放出するのが、こんなに気持ちがいいなんて・・・っ！情けないことに、あまりの快感に、俺はうめきを上げながら、日暮の頭を抱きしめるようにしてしまう。少しの間、息を詰めるようにじっとしてしまっていたが、ゆっくりと日暮が口から俺のちんぽを抜いたことで、やっと一息つけた。