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第92章 寤寐思服（ごびしふく）

そんな風にも思うが、彼女自身は一生懸命のようなので、そのまま我慢することにする。しかし、お腹のあたりに手が伸びたときには日暮の『んしょ、んしょ・・・』という可愛らしい声とともに、首筋に微かな吐息がかかってきて、もはや俺の我慢は限界を迎えそうになっていた。

そう、この時、すでに俺の股間ははち切れんばかりに勃起しており、足に渡されたタオルが、俺の『ソレ』によって持ち上げられてしまわないように、無理矢理にふとももを引き上げていなくてはならなかったのだ。そうなると必然的に、前かがみっぽい感じになってしまう。

「御九里さん・・・っ・・・ちょっと、そんなに前かがみになったら洗いにくいんですけど。もう少し背筋を伸ばしてくださいっ・・・」

そ、そんなことを言われても・・・。ここで背筋を伸ばそうものなら、『ソレ』が隆々とそそり立っているのがバレてしまうっ！

「い・・・・や・・・ちょ・・・そういうわけには・・・」
「それじゃ、ちゃんと洗えません・・・からっ！」

ひぃ！

結局、後ろからぐいと肩を引かれる形になり、俺の身体はまっすぐさせられてしまった。ついでに、その勢いでパサリとタオルが横に落ちてしまい・・・。

「あ・・・っ！」

日暮が声を上げる。その声が、俺に日暮の視線がどこに向いているかを悟らせる。そして不覚にも、俺はどうして良いかわからずに、そのままカチンと固まってしまった。俺が何も言わないことを、どう都合よく解釈したのか、日暮は、

「え・・・と・・・ソコも・・・洗っちゃいますね」

と、いかにも『私は事務的に事を運んでいますよ』的な感じで、鼠径部へと手を伸ばしてくる。

こ・・・この態勢っ！

日暮に後ろから抱きしめられるようにされてしまっている。背中もお腹も泡まみれだった俺に密着している日暮自身の身体もぬるぬるの泡まみれになっており、その柔らかく張りのある肌がにゅるにゅると俺の身体をなぞってきてしまって・・・

ギンギンと俺の『ソレ』・・・ちんぽが、更に大きくなってしまう。

そのビンビンのちんぽに、日暮はそっとそっと泡を乗せるようにしてくる。最初はおずおずとスポンジで洗っていたが、そのうち、手でゆっくりと撫で始める。