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unbalance
第39章 カレー
「頑張るな」
相馬が不意にベッドに上がったかと思うと、私を跨ぐように座り直した。
「ほらほら、力抜いて、」
「ちょっ……あっ……!」
相馬が突然私の脇腹をくすぐって、私は慌てて逃げようとするけど、相馬の長い足にがっしり阻まれて立つことすらできない。
笑う、どころじゃない。
「そ、そーま……っやめ……っ」
「呼びかた違うでしょ?」
「優人っ!」
相馬はあっさりやめてくれた、かと思いきや、
「………っ!」
彼の右手がするりとスカートの中に入り込み、内ももを撫でた。
だ、だめっ……なのに……っ、
「美愛」
相馬が左手で私の顎を捕まえる。
肩越しにキスをする。
まだカレーの香りがする。たぶん私からもしてる。
「美愛」

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