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第39章 カレー



 相馬はお皿にカレーをよそうのを喜んで手伝って――一人分の食器しかなかったけれど、カレー用の深皿と、どんぶりで間に合わせた――居室のローテーブルで、相変わらず私にベッド側のクッションを譲って、カレーをおいしいおいしいと食べてくれた。



「何、そんな見て」

 口の横に米粒をつけた相馬に聞かれて、自分のスプーンが止まっていたことに気づく。

「いや、人に食べてもらえるっていいなって思って」

 一人のときに義務感で作る食事と違って。



 次は何を作ろうかな、と、もう先のことを考えていた。

「いいけど、次は俺が作るからな」

 相馬が不服そうにそう言った。


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