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The Bitch (ザ、ビッチ)
第8章 エピローグ  『わたしの好きに...』
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「なんでかなぁ…」
 多分わたしは妖しく笑みを浮かべ…
「あ、い、いや、そ、それは………」
 焦燥感とオスの昂ぶりを疼かせているはずである彼、斑鳩くんに…
 淫靡な笑みを浮かべながら、一歩、二歩と、彼に歩み寄っていく。

「なんでかなぁ?」
「あ、い、う、いや…」
 わたしは焦燥感いっぱいに焦り、言い澱む彼に近づき、見つめ…
「さぁ、正直におっしゃい」
 コトバで追いつめていく。

「あ…そ、それは…」
 まるで冷や汗が溢れているかの様な、彼の焦燥感たっぷりの表情が、更にわたしのビッチな昂ぶりを衝いてくる。

「あ…う、うぅ……」
 だが、彼の見た目通りと雰囲気から察っせられる女性経験の少なさから、ハッキリとは言えないのであろう…
 というもどかしさ、だが、そのもどかしさがまた、更にわたしを昂ぶらせてくる。

 ここでハッキリと云われてしまったら、興醒めだ…
 それにこの手合いのオトコたちの想いは、痛いほどわかるから。

 仮に今夜、彼から百戦錬磨のオトコの様にスムーズに誘われたならば…
 二の句も告げさせず、きっぱりと断った、いや、拒絶したであろう。

 だが、このキョドりと、焦燥感溢れる彼の様相がますます『ビッケ』を想起させ…
 わたしのビッチな衝動を昂ぶらせてくるのだ。
 
 だからとりあえずは……合格としてあげる。

「わたしと………」
 彼をより淫靡な目を意識して見つめ…
「あ、え……」
 更に揺らがせ…

「わたしとシたい、ヤりたいから…
 なんとかしたいから…待って、ううん、待ち伏せしてたんでしょう」
 
「え、あ、い、いや、その…」
 彼の焦燥感は、このわたしのコトバに一気にピークとなったみたい。

 わたしは…
『寝たい』とか『抱きたい』とかの丁寧な、いや、気取ったコトバは使わない、言わない…
 逆に敢えて…
『シたい』とか『ヤりたい』という一般的に下品とか下卑なコトバを使い、言う。

 だってそれがオスとメスの本能だから…
 男と女の間に、そんな綺麗事はいらないから…
 シたいか、ヤりたいかだけだと思うから。

「ねぇ斑鳩くん、わたしとヤりたいんでしょう?」
「あ、い、いや、そ、それは…」
「わたしから今夜誘われた時から、そう思ってさぁ、想像してきたんでしょう?」
「あ…そ、それは…」

 そんな下卑なコトバで追い込んでいく…



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