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The Bitch (ザ、ビッチ)
第8章 エピローグ  『わたしの好きに...』
 23

 どうやらまだ心の奥深くには、和哉のトラウマが眠っているみたい…
 だから彩ちゃんに訊きたかったのだ。

 ガチャ…
 と、ドアが開き…
「いらっしゃいませ」
 彼が来た。

「こっち…」
 わたしは振り向き手招きする。

「こ、こんばんは…」
「うん座って…」
 彼を導き…
「彩ちゃん、彼、斑鳩太一さん」
「ここのオーナーの彩ちゃんよ」
「いらっしゃいませ…」
 そう紹介をする。

「え、斑鳩…いかるがさんて云うんですか?」
「あ、はい、出身は京都なんです…」
 と、やややわらかな目な関西風のイントネーションで応えてきた。
 この斑鳩という名字は関東では珍しい…
 わたしも最初はそう思った。

「そうなんですかぁ」
 そう彩ちゃんは云いながらメニューを差し出しながら、チラとわたしの目を見てきた。

 いいんじゃないんですか…
 どうやらその目がそう伝えてくる。

 そう、わたしはいつもこうして、オトコの印象、判断を彩ちゃんに問う…
 ただしそれは、このバーでのワンナイトの相手が殆どではあったのだが。

 まずは、とりあえずは合格らしい…

「あ、じゃあ、ジントニックをください」
 彼、斑鳩さんはそう頼む。
 わたしはいつもの如くにドライマティーニ…
 そして…
 チン…
 グラスを合わせる。

 確か和哉は…
 もうひとつの行き付けのワインバーで声を掛けられたんだっけ…
 ひと口マティーニを飲み、ふと、そう思い浮かべ、いや、浮かべてしまう。

 もうあれから、和哉と終わりにして約三ヶ月が過ぎたのだが…
 まだまだ、こうしてふと、思い浮かべてしまうのだ。

 こんなはずじゃなかったのに…
 その為に変身したはずなのに…

「あ、斑鳩さんはおいくつなんですか?」
 こんなわたしの雰囲気を察したのだろうか、彩ちゃんが気を利かせてくれる。

「はい、33歳になります」
 そう、彼、斑鳩さんはわたしより5歳下。

「へぇ、そうなんだぁ…わたしと同じですねぇ」
 そういえば彩ちゃんと同じだったか…
「いやぁ、若く、同じ年齢には見えないっすねぇ」
「あら、もう、斑鳩さんお上手ね」
「いや、マジっすよ、それに悠里さんも、すごく若く見えてぇ…」
 マズい、すっかり彩ちゃんに任せてしまっている。
 
 とりあえず今夜は、彩ちゃんに審査してもらうのが目的なのだが…



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