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千一夜
第42章 第七夜 訪問者 雨
「茶室だけは使うなだって」
 咲子は父親の忠告を無視して茶室の戸を開けた。
 四畳半の茶室の床の間には、紫のムクゲが籠花入れに生けてあった。茶掛け軸には「實地応用ノ素ヲ養フ」と書かれてあった。有名な書家が書いたもので、それは遠山高獅の母校の建学の精神なのだそうだ。
 咲子の父遠山高獅はこの茶室に一人で入り、一人で茶を点て一人でその茶を飲む。そのとき、この書を目にして学ぶこと創造すること、そして社会に貢献することを決意する。
 炉畳を囲むように手前畳、貴人畳、踏込畳が敷かれている。詫びさびの世界にポツンと一人、侍が立っているような気がした。
 この部屋は侍のためにある部屋だ。私が入ることなどできない部屋だ。
「さぁ、行きましょう」
「……」
 咲子は何も言わずに茶室の戸を閉めた。
「風呂に入って休みましょう」
 私がそう言うと。
「長谷川さん、一緒にどう?」
「一緒?」
「ええ」
「いいんですか?」
「長谷川さんがよかったら」
「……」
 一緒に風呂に入ろうと提案されてそれを断る男はいない。私と咲子に用意された部屋の中で遠慮はいらない。私と咲子は脱衣所ではなく寝室で服を脱いで、全裸のまま露天風呂に向かった。
 互いの体に湯をかけて後、私と咲子は風呂に入った。私は咲子の乳房を揉んで、咲子は私のペニスを握った。
「もうカチカチ」
 咲子はそう言った。
「……」
 寝室で全裸になった咲子を見て、私の性器は反応した。反応は衰えることなく徐々に勢いを増していった。
 私は咲子の乳首にむしゃぶりついた。
「赤ちゃんみたい」
「赤ちゃんで結構」 
 しゃぶる、舐める、吸う。私はしゃぶって舐めて、それから吸って咲子の乳首を愉しんだ。
「気持ちいいわ」
「……」
 私の手は自然と咲子の秘部に向かう。中指が咲子の割れ目の中に入って行った。そのときだった。
「我慢できないわ、舐めさせて」
「……」
 咲子のおしゃぶりの奉仕を受けるために、私は湯舟の端に腰かけた。咲子は風呂から出ることなく、湯に浸かったまま私のペニスを両手で掴んで、ペニスの先を口に中に含んだ。
 いきなり咲子の舌が動き出した。私のペニスの先は咲子の舌で舐めまわされた。
 
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