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第33章 『決戦は土曜日に…第二部』

福原には色んな店があるが、
鬼島組に目を掛けて貰ってる店なら
任せても安心でしょう…と言っていて。
その辺りの…裏の事にも…
理解のある人で助かったが…。

「ねぇ、まーくん。
まーくんも…奥さんと
離婚するんでしょ？だったら…
私と結婚しようよ。陽斗が出来た時に
結婚してくれるって言ってたじゃない」

遊亀美月から遊亀正樹に対して
条件の１つとして、森園美海と
結婚をするように…もあったのだが。

それは遊亀正樹が否定した。

だったらと伊藤陽斗の父親が
自分であると認知する事に関しては
ＤＮＡ鑑定の結果もあるので
しぶしぶながらに遊亀は同意した。

遊亀正樹は…この期に及んでも
愛してるのは美月だけだとか、
俺には美月お前しかいないんだとか、
他の女はみんな遊びだったんだと
都合のいい見苦しい自分を擁護する
発言を繰り返して。

美月が自分の惚れ込んで今までの
浮気を黙認してくれた様に
今回も許して貰えると思っていたようで。

美月は自分に取り繕おうとする
正樹に対して、はっきりと
離婚をしますと言い渡して
自分の口から遊亀正樹との婚姻関係に
終わりを告げるピリオドを打った。