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第33章 『決戦は土曜日に…第二部』

「うちの出来損ないの…あの娘は
仕事を人並に覚える前に…、
バイト先の店長と…ねんごろに
なることを憶えたようなやつでして…。
まともに…仕事ができないのを…
プライドだけは高くて…認めたくなくて。
身体を使って評価されてたような…娘です…ッ。
そんな出来損ないの娘を
貰って嫁にしてくれる…って人が…現れて
子供も生まれて…娘もようやく…
一人前の人の子になってくれたと…
父親として喜んでいた……俺が…バカだったんです…」

父親の話では
昔で言う所の援助交際
今風に言えばパパ活に森園は
自分が中学生になる頃には
すでに手を染めていたらしく。

「それしか……取柄のない…様な
そんなところにまで…堕ちてますから…。
もう…子供の歳でも…ありませんし。
娘に決めさせて下さい…。家からは
支援はしませんのでアイツにきっちり
耳を揃えて全額支払わせて貰えば…いいです。
それの…方法は俺は…厭いません」

娘が泡に堕ちた所で
既にしてる事がしてる事なので
それには何も感じないと話して。
それよりも娘に伊藤雄介と
遊亀美月への慰謝料を払わせるのが
先決で本人に全額稼がせると言っていて。