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第33章 『決戦は土曜日に…第二部』

抜け殻の様になっている森園を
伴って遊亀夫妻の話し合いの場に
森園美海を伴って移動したので。

伊藤雄介はここで今日は解散になるので
伊藤雄介と伊藤の両親に挨拶をして、
僕と真奈美ちゃんもそっちに同席を
させて貰う事にした。

まぁこの段階まで来ると僕達は
単なる傍聴人でしかないわけで
弁護士の先生方の仕事の領域になるから
居ても居なくてもいいんだが、
なんとなくここまで来たら…
見届けた方がいいのかなって
そんな気分でここに残っていた。


結論を纏めて、
遊亀正樹側がどうなったかと言うと。

一緒に来ていた同じ会社の部下である
飯島明日香については、遊亀正樹が
既婚であるのを知りながらに不倫
関係にあって…托卵を遊亀と共に
企てている発言の録音もあるため
妻の遊亀美月から慰謝料の請求をすることを
卯月弁護士から説明を受けたのだそうだ。

務めている会社の社長からは
社内風紀を乱したとしての
減給や降格異動等の処分を社内会議を
行い結果を後日言い渡すと言われて
泣きべそをかきながら
飯島明日香にはこの場から退場をして貰って。

その飯島が座っていた場所に
森園美海を迎えた後は…。
卯月弁護士から遊亀美月から
森園美海に対しての
慰謝料要求をする旨を説明されていた。