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礼節の交わり
第2章    
「余計な気を遣わせてしまって、申し訳ありません。私が“形作られない”のは、小夜子さんのせいではありません。これは私の身体が、もう男として終わりに近づいているのです。もう役目を終えたのです」
「そんなことはありません……現に先ほどをは、わたくしを……」
「形は大事な意味を持っています。物の形は、ある目的のためにあるのです。その形にならないということは、もうその目的を果たせないということです……」
「その目的とは……なんですか?」
「それは……それは、男として……諸々のことです……私にはもう済んだことです……」
水上は困ったような顔をした。
「でも、私のような者が、今こうして小夜子さんのような方と交わうことができるだけでも、幸せなことなのです」
小夜子は水上の役に立ちたいと思った。
あれほど女としてゆけたのは、久しぶりだったからだ。
月の澄んだ光が水上の顔を照らしている。
今は目じりに深い皺が刻まれたこの水上も、若い頃は、強靭な物を持ち、幾度となく若い女の中を動いたのだろう……。
そして最後は……幾度となく……。
小夜子は不意に、“男の目的”のひとつを思いついた。
「水上さん……」
「はい……」
「今日は、もうひとつ、わたくしの願いを聞いていただけますか……?」
「私に出来ることであれば……」
「今日は……わたくしの中でそのまま、おゆきになって下さい……」
「それはどうゆうことでしょう……?」
「言葉の通りです。ゆくときはわたくしの中で……わたくしの中に、お放ちください」
水上の動きが止まった。
「小夜子さん、そのようなことは、私には出来ません……」
「いえ、構いません。お願いしたいのです……一両日中には、わたくしに“月のもの”が訪れます。このようなときに、水上さんと交じわうことが出来たのも何かの縁。自然の理に反することですが、それもまた自然の理を知る人であればゆえ、許されること……」
水上は一度眼を閉じ、数秒逡巡したのち口を開いた。
「本当に、私のような者でよろしいのですか……?」
「はい、わたくしの中に水上さんの子を宿すおつもりで、いらして下さい……どうか……そうして下さい」
「わかりました……小夜子さん。では、お言葉に甘えさせていただきます……」
水上が動き出した。
またゆっくりと、小夜子の中を……。

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