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シャイニーストッキング
第1章  和哉
 36 ラブホテル ④

 私は態勢を入れ替え和哉を仰向けにして私自身が上になり、彼の脈打つ強張りをフェラをする。
 
 『ジュボッ、ジュバッ、ジュボッ』
 彼をしゃぶる淫靡な音が響き
 「あっ、あ、あ、…」
 と、今度は彼が喘ぎを漏らす。

 さっきはあぶないところであった、ストッキングを穿いたままの脚を唇と手で愛撫してくる彼に身を任せていると、太腿から爪先まで丁寧に舐め、そして爪先までしゃぶってきたのだ、その瞬間に私は我を忘れそうなくらいに激しく深く感じてしまった。
 爪先を舌で舐め、唇でしゃぶられると爪先から子宮の奥に電流のような快感が走り、ズキズキと子宮を疼かせてきて、危うく絶頂を迎えてしまいそうになったのである。
 ストッキングを穿いたまま舐められるという愛撫も、爪先をしゃぶられることも初めてであった。

 こんなに感じちゃうなんて…

 気が付けば二人ともまだ服の一枚も脱いではいない、私はせっかく来たラブホテルのベッドの上にいるのだからこれからゆっくりとお互いを愛し合いながらじっくり快感を昂めていきたい想いがあった、だからまだまだ絶頂感は迎えたくはなかったのだ。
 だからとりあえず態勢を変えて彼自身の強張りをしゃぶることでひるませ、ひとまず私が主導権を握りたかった。

 『ジュボッ、ジュバッ、ジュルル…』

 「はあ、はぁ、あぁ、美冴さん…」
 快感の喘ぎを漏らしてくる。

 「うぐ、む、む、まだ、イッちゃダメだからね」

 「あ、あぁ、はい…」
 完全に仰向けの彼の上になり、股間に顔を埋めて上下に動かしているいやらしい自分の姿が、ベッド周りの三面の鏡に写っているのが視線の隅に入ってきて、それを意識するだけでも興奮が昂ぶってくるのだ。

 なるほど、鏡にはこんな効果もあるんだ…
 そんなことを考えられるゆとりができてきた。

 「あぁっ、ダメですっ、美冴さん、もうっ」
 彼の強張りが小刻みに震えてきて私はそれを感じとり、慌てて唇を離し、漏らさせないように根元をギュッと強く握る。

 「あ、あぁ…」
 迎えそうになった射精の絶頂感を必死にこらえて身悶えをする。

 あ、かわいい…
 そのこらえる表情を見て、やはり私は和哉が好きだ、好きになってしまった、その想いを実感した。

 ドキドキと胸がときめき始め、まるで10代の純粋だった昔の頃を思い出させてくる…
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