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シャイニーストッキング
第21章 もつれるストッキング5   美冴
 84 最悪でひどい夜…(8)

「うん、ありがとう…おかげさまで最悪なくらいに治まったわ………」
 と、嫌味と辟易とした意を込め、冷たく言い放ち、醒めた目で見つめていく。

「………………ぁ……」
 すると、目を泳がせながら、ふうっ、と紫煙を吐き、言葉につまりながら…
「……ぁ、い、いや…お、治まったなら…よ、良かった……よ…な……」

 それは、この前の夜の…
『そんな時はヤリまくって治めるしかない』
 という、彼の提言の延長であり…
 このわたしの冷たい目と、辟易とした想いが伝わったが故の、怯えからの『言い訳』。

「そ、そうか…う、うん、と、とりあえずは…良かった…」
 もうひとつ…
 偶然か、因果かは分からないが、不思議な今夜の流れへの『言い訳』。

 抱かなくちゃ…
 抱いてやらなくちゃ…
 治まらなかったはずだろう…
 という、逢瀬の正当性への『開き直り』。
 
 それら全ては…
 松下秘書との下卑な関係を誤魔化そうという
『必死な言い逃れ』。

「ふうぅ…まったくぅ…」
 わたしには、彼の、そんな動揺からの必死な言い訳に呆れてしまい、思わずそう呟いてしまう…
 そして、また再び…
『……そんな狼狽えるくらいなら、もっと堂々としてれば良かったのに……』
 という思いが浮かび…
「あ………い、いや……」
 そんな彼の揺らぎの口ごもりに…

「そんな覚悟がないんなら、悪さしなければ良かったのにっ」
 と、つい、苛立ちの言葉を吐いてしまったのである。

 いやこれは、本音の言葉…
 彼の情けなさからの苛立ちの言葉…
 そして…
 愛しているオトコに対する、嘆息からの鼓舞する言葉。

 だって…
 どうせ、現実に…
 わたし…
 ゆかりさん…
 松下秘書…
 三人のオンナに愛されているのだから…
 もっと、堂々と開き直って欲しいのだ。

 そして…
 そんな魅力溢れるオトコなんだから…
 こんな矛盾した苛立ちの想いからの言葉でもあった。




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