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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 241 これで終わり…

「でもぉ、凄く沢山出たんだねぇ…」

 わたしはティッシュで後始末をしてあげてから、そう呟いた。

「あ…は、はい……」

「そんなに気持ち良かったの?」

「は、はい、最高っした」
 そう問うと、杉山くんは恥ずかしそうな顔をしながらそう小さな声で言ってきた。

 だが、しかし…

 二度も射精したのにも関わらず、杉山くんのペニスはまだギンギンに勃起したまま、小さくビクビクと脈打っている。

 す、すごいわ…

 これが…

 若さなのかしら…

 そういえば、あの時の武石健太も同じようだったかもしれない…

 だが…

 もう、これで終わりである…

 いや、これで終わりにするのだ…

 それは、わたしと杉山くんの間は、もうこれ以上の展開も、発展もあり得ない。

 なぜならば…

 今夜は杉山くんへの贖罪と、頑張りのご褒美的に、たまたまの流れによりしてあげただけなのだから…

 決して嫌いではない、いや、むしろ好き、つまりそれは好意、好感を持っているから、たまたまの、この紆余曲折の流れでしてあげただけなのだ…

 決してわたしからの欲情ではない…

 その証拠に、ディープなキスには確かに高まり、昂ぶり、そして疼かせたのではあったのだが、結果、今は、全くその疼きは、いつの間にかに消え去っていた…から。

 どちらかというとこの流れと展開は、杉山くんの男としてのこれからの、この先に影響するから…
 してあげただけといえるのである。

 もしも、これが、今夜の相手が杉山くんでなかったならば…

 多分、わたしはしなかった…
 と、思うのである。

 杉山くんなりに一生懸命考えて、そして思い切って、いわゆるチャレンジをわたしに対してしてきたから…
 ある意味、そのご褒美的なこの愛撫、ディープキス、そして手コキなのだ。






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