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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 239 大爆発…

 わたしの手コキの快感で、杉山くんの目は濡れていた…

 そしてもうその目は、さっきまでの、羞恥心や、焦燥感の色は消えていたのだ…

 とりあえず、わたしの狙い、考えは成功だ…

 あとは…

 あとは、杉山くんに気持ちよくイッて、今夜の全てのモヤモヤを精液と共に吐き出し、噴き出してもらうだけである…

 そして、わたしの肩を掴んでいる杉山くんの指に力が入り、身悶えてきた。

 限界が近いのであろう…

『もうイキそうなの?』
 わたしは見つめる目で問うた。
 すると杉山くんは、快感に顔を歪ませ、頷いてくる。

 ニチャ、ヌチュ、ヌチャ…

 ニチャ、ヌチュ、ヌチャ…

 ニチャ、ヌチュ、ヌチャ…

 ニチャ、ヌチュ、ヌチャ…

 わたしは手コキのピッチを速ませていく。

 そして…
「いいわよ、思い切りイッて…」
 と、小さな声で耳元で囁き、そして耳たぶを甘噛みする。

「………っく……」
 すると杉山くんは、グッとわたしの肩を強く掴み、顔を上げ、爪先を伸ばし、カラダを震わせてきたのだ。

 あっ、イキそうだわ…
 そう思った瞬間であった。

 わたしは無意識であったのだ…

 
「はっぅぅ………」

 なんと、わたしは無意識に、射精感の限界に震えるペニスを咥えてしまったのである…

 そして、わたしの唇の中でペニスが、3度、4度と、歓喜の絶頂の射精の震えを起こしながら大爆発をしたのだ…

「ん…むむ…」

「……んっ…っはっ……」

 わたしは杉山くんの絶頂の射精を口で受けてしまったのである…

 それは本当に無意識であった…

 だが、杉山くんがイク瞬間、いや、イキそうな目をわたしに向けてきた瞬間に、自身の心が昂ぶり、感極まった感情が湧き起こってきたのである。

 多分、その感情が、わたしの女の、メスのサガ、性、本能を刺激してきたのだろう…

 いわゆる無条件反射の如くに、いつも愛して、受け止めている彼、大原本部長、いや、大原浩一と一瞬だけリンクしてしまったのかもしれない…

「……ん、むむ……」
 杉山くんは二度目の射精にも関わらず、わたしの唇から溢れるくらいに大爆発をしてきた。

 そして…

 彼の…

 かわいい杉山くんの味は…

 少しだけ…

 塩辛かった…




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