この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 235 『シロウト童貞』

 今夜これからのわたしの対応次第で、杉山くんの今後の、彼の、女性に対する応対の仕方の生死に関わってくるのだ…とも。

 そしてそれは、決して大袈裟ではない…と。
 
 そうよね…

『シロウト童貞』つまりは、風俗嬢相手にしか経験が無いのだから…

 それはこうした今夜のわたしとの様な女性との、女性を口説いての…

 抱き合い、抱擁、そしてキス…
 等々の経験が無いという事なのである。

 いや、もしかしたら、こうしたお互いに熱い想いを伝え合う様な、ディープなキスは、いや、キスも、初めてなのかもしれない…
 いや、間違いない、初めてであろう。

 あっ…

 いや、この時、わたしは初めて気付いた…

 簡単にいえば…

『シロウト童貞』って…

 つまり…

 童貞と同じなんだ…と。

 だって…

 だって風俗は、始めからセックスが目的であり、ほぼ拒否や、相手との駆け引きやせめぎあい等は存在しない…
 と、思われるのだ。

 はいいらっしゃい…

 はいどうぞ…

 口説く、口説き落とす、という交渉はほぼ存在しない筈なのである…

 そして風俗嬢は、特別な相手にしかキスはしない…
 キスがひとつの彼女達のプライドの線引きなのだ、と、訊いた事がある。

 だから、つまり、『シロウト童貞』は『童貞』そのモノと変わらない…
 つまりは、挿入れた事がある、というだけなのだと思われる。

 ならば、この、今夜のわたしとのディープなキスは、正に杉山くんに激しい昂ぶりと衝撃を与えたに違いないのだ…

 だから…

 だからこそ…

 この杉山くんの爆死的な射精は…

『さもありなん』なのである。


 よし…

 決めた…

 わたしは…

 
「ほら、ズボンを脱ぎなさいよ」
 務めて、冷静な声を意識してそう言った。

 凜として対応するのだ…


「……あ…は、はい…」






/2709ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ