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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一

37 舞い上がる心
「まさくん、大分面白いお話しをしてるわねぇ」
と、突然、きよみ先輩、いや、きよっぺが座敷の方からカウンター席へと戻ってきてそう言ってきたのだ。
どうやら今のまさやんとの笑い話しの会話を聞いていた様であった。
「あっ、いや、まあ、きよみ先輩…」
と、まさやんは慌てて照れながら口籠もる。
「まあ、でも、本当に運命の再会よねぇ」
彼女は笑いながら言ってきた。
「えっ」
私はそんな彼女の言葉に一瞬ドキッとしてしまう。
「だってぇ、20年振りですもんねぇ、運命の再会よねぇ」
そう言う彼女はさっきまでの緊張が解れた様で、にこやかに笑みを浮かべながら言ってきた。
ああ、この笑顔…
昔のままだ、変わらないや…
私はそんな彼女の笑顔を見て、また再びドキドキが昂ぶってきてしまう。
そして更に緊張感と胸の、心の、騒めきも増してくる。
「オーナー、ちょっとすいませーん」
「ああ、うん、ちょっと外すね」
まさやんは店員に呼ばれて奥に行った。
「本当、コッペ、久しぶりね、なんかドキドキしちゃうわ」
「いや、きょっ、あ、きよみ先輩、それでドキドキしてんのぉ」
と、なんか、本当に昔に戻った感覚になってきていたのだ
「きよっぺ…でいいわよ、懐かしい…」
その呟きに、また、ドキドキしてしまう。
うわ、ダメだ、ヤバい、ドキドキが止まらないや…
「うふ、きよっぺかぁ、懐かしいなぁ…」
そう言ってまた嬉しそうに笑うのだ。
「きよっぺなんてぇ呼ばれたの何年ぶりかなぁ…」
あ、や、ヤバい…
本当にマズかった、どんどんドキドキと胸の高鳴りが増してきて、そう、まるであのファーストキスをした天体観測のあの夜の様に舞い上がってしまいそうであったのだ。
そして心の奥から甘酸っぱい青春の匂いが漂ってくる。
やはり、きよっぺは私の青春そのもの、象徴なんだ…
と、そう、心から実感していた。
彼女の前だと、自分がまるで、昔のウブな中学一年生のあの頃に戻ってしまった様な錯覚に陥ってしまうのだ。
あれから20年、酸いも甘いも、様々な経験をしてきて、大人の男として成長している筈なのに、彼女の前でいきなり昔の心情に戻ってしまった。
すっかり、さっきの再会した瞬間とは立場が逆転してしまっていた…
「まさくん、大分面白いお話しをしてるわねぇ」
と、突然、きよみ先輩、いや、きよっぺが座敷の方からカウンター席へと戻ってきてそう言ってきたのだ。
どうやら今のまさやんとの笑い話しの会話を聞いていた様であった。
「あっ、いや、まあ、きよみ先輩…」
と、まさやんは慌てて照れながら口籠もる。
「まあ、でも、本当に運命の再会よねぇ」
彼女は笑いながら言ってきた。
「えっ」
私はそんな彼女の言葉に一瞬ドキッとしてしまう。
「だってぇ、20年振りですもんねぇ、運命の再会よねぇ」
そう言う彼女はさっきまでの緊張が解れた様で、にこやかに笑みを浮かべながら言ってきた。
ああ、この笑顔…
昔のままだ、変わらないや…
私はそんな彼女の笑顔を見て、また再びドキドキが昂ぶってきてしまう。
そして更に緊張感と胸の、心の、騒めきも増してくる。
「オーナー、ちょっとすいませーん」
「ああ、うん、ちょっと外すね」
まさやんは店員に呼ばれて奥に行った。
「本当、コッペ、久しぶりね、なんかドキドキしちゃうわ」
「いや、きょっ、あ、きよみ先輩、それでドキドキしてんのぉ」
と、なんか、本当に昔に戻った感覚になってきていたのだ
「きよっぺ…でいいわよ、懐かしい…」
その呟きに、また、ドキドキしてしまう。
うわ、ダメだ、ヤバい、ドキドキが止まらないや…
「うふ、きよっぺかぁ、懐かしいなぁ…」
そう言ってまた嬉しそうに笑うのだ。
「きよっぺなんてぇ呼ばれたの何年ぶりかなぁ…」
あ、や、ヤバい…
本当にマズかった、どんどんドキドキと胸の高鳴りが増してきて、そう、まるであのファーストキスをした天体観測のあの夜の様に舞い上がってしまいそうであったのだ。
そして心の奥から甘酸っぱい青春の匂いが漂ってくる。
やはり、きよっぺは私の青春そのもの、象徴なんだ…
と、そう、心から実感していた。
彼女の前だと、自分がまるで、昔のウブな中学一年生のあの頃に戻ってしまった様な錯覚に陥ってしまうのだ。
あれから20年、酸いも甘いも、様々な経験をしてきて、大人の男として成長している筈なのに、彼女の前でいきなり昔の心情に戻ってしまった。
すっかり、さっきの再会した瞬間とは立場が逆転してしまっていた…

