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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一
 35 運命の再会?…

 私はその声に吊られて後ろを振り向いた。

「あっ…」

「え……」

 それは約20年振りの再会であった…


「え、あ、こ、コッペ?…、あ、いや、お、大原くんなの?…」

「あ、う、うん、ひ、久しぶり…」

 胸がドキドキ高鳴っていた。
 こんな高鳴りは、いや、新鮮な高鳴りは初めてである。

「あらぁ、やだわ…」

 そこにいた彼女、本田きよみ先輩は、そのクリッとした美しい目は、正に中学時代からそのままであった…

「やだわ、ここで会うなんて思ってなかったから、なんか、恥ずかしい…」
 少し赤ら顔になって、そう呟いた。
 
「それはこっちのセリフだよ…」
 そう、私も彼女の顔を見た瞬間に、脇の下にジワリと汗を掻いてしまっていたのだ。

 更にドキドキと高鳴りが増していく…

「あ、え、どうしよう…」
 彼女はこの思いもしない突然の再会に、本当に焦っている様子であった。

「まだ…居るけど…」
 そこで私は彼女に助け船のつもりもあり、そう言ったのだ。

「え、あ、うん…」
 そして彼女はそんな私の意向を読み取ったのか、パッと明るい顔になる。

「うん、そう、待ってて、今、お会計済ませてきちゃうから」
 そう言ってバタバタとお座敷の方へと小走りで戻って行った。

「ふうう、緊張したぁ…」
 そう思わず呟く。

「いやぁ、運命の再会の場面を見た感じがするよぉ」
 と、まさやんはチャかしてくる。

「でも、20年振りなんだぜ、よく、ひと目で分かったなぁ…」
「いや、コッペはあまり変わってないからなぁ…
 俺なんかはさぁ、ほら、すっかりてっぺんが薄くなっちゃってさぁ」
 と、笑い話しをしてきた。
 私はそれで少し緊張のドキドキが解れる。

 運命の再会か…

 そうなのか…





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