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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一

27 罪悪感の積み重なり
『じゃあ分かりました、お気を付けて、お大事に…』
電話を切ると、再び一気にゆかりに対して強い罪悪感が湧いてきたのである。
緊急事態とはいえ、また、ゆかりと逢えなくなってしまった…
電話の声からも、彼女の私に対する想い、愛情の昂ぶりが痛いほど伝わってきていた。
そして彼女の落胆の強い想いも…
私は本当にゆかりに愛されている…
だが律子からも、この前の夜から強く彼女の愛情の昂ぶりが伝わってきていたのだ。
一時期、この罪悪感というモノをかなり敏感に気にしていたのだが、これからはワイルドに尖って生きて行く、と、開き直って決意した辺りからはあまり感じないようにはなっていたのであるが…
だが、今夜は、今、また再び、この罪悪感が痛いほど感じてきていて心が激しく揺らいでいた。
そして律子と電話で話し、昂ぶった直後にゆかりからの電話であるから、余計に強く罪悪感を感じてしまっているのだ、と思われたのだ。
だが…
だが、今は、どうにもならない…
もちろんゆかりが一番なのであるが、どうしても律子を切れない、いや、切る事が出来ないのである。
律子のあの目、あの声、あの肢体、そしてあの妖艶な痴態…
男のサガが…
オスの本能が…
どうしても律子を拒否する事ができないでいるのである。
いや、更にもっと惹かれ、魅かれ、魅了されてきている…のだ。
そしてそれが、更にゆかりに対しての罪悪感となって心の中に積み重なってくるのである。
二兎追うものは一兎も得られず…
開き直るしかないのも分かってはいるのだ、だが、開き直るとまた揺らぎ、そして新たな罪悪感を作り、心の中で積み重なっていく…
そんな感じがしていて止まないのだ。
その内に、その積み重なったモノが一気に崩れて、崩れ落ちてくるのかもしれない…
そんな思い、恐さが私の心をヒリヒリと揺らがせてきていたのである。
そんな不惑な想いに揺らいでいる間に、予想よりやや早く自宅マンションに到着した。
時刻は午後6時05分…
とりあえず、急ぎ帰省の準備をして、実家に帰らなくては…
『じゃあ分かりました、お気を付けて、お大事に…』
電話を切ると、再び一気にゆかりに対して強い罪悪感が湧いてきたのである。
緊急事態とはいえ、また、ゆかりと逢えなくなってしまった…
電話の声からも、彼女の私に対する想い、愛情の昂ぶりが痛いほど伝わってきていた。
そして彼女の落胆の強い想いも…
私は本当にゆかりに愛されている…
だが律子からも、この前の夜から強く彼女の愛情の昂ぶりが伝わってきていたのだ。
一時期、この罪悪感というモノをかなり敏感に気にしていたのだが、これからはワイルドに尖って生きて行く、と、開き直って決意した辺りからはあまり感じないようにはなっていたのであるが…
だが、今夜は、今、また再び、この罪悪感が痛いほど感じてきていて心が激しく揺らいでいた。
そして律子と電話で話し、昂ぶった直後にゆかりからの電話であるから、余計に強く罪悪感を感じてしまっているのだ、と思われたのだ。
だが…
だが、今は、どうにもならない…
もちろんゆかりが一番なのであるが、どうしても律子を切れない、いや、切る事が出来ないのである。
律子のあの目、あの声、あの肢体、そしてあの妖艶な痴態…
男のサガが…
オスの本能が…
どうしても律子を拒否する事ができないでいるのである。
いや、更にもっと惹かれ、魅かれ、魅了されてきている…のだ。
そしてそれが、更にゆかりに対しての罪悪感となって心の中に積み重なってくるのである。
二兎追うものは一兎も得られず…
開き直るしかないのも分かってはいるのだ、だが、開き直るとまた揺らぎ、そして新たな罪悪感を作り、心の中で積み重なっていく…
そんな感じがしていて止まないのだ。
その内に、その積み重なったモノが一気に崩れて、崩れ落ちてくるのかもしれない…
そんな思い、恐さが私の心をヒリヒリと揺らがせてきていたのである。
そんな不惑な想いに揺らいでいる間に、予想よりやや早く自宅マンションに到着した。
時刻は午後6時05分…
とりあえず、急ぎ帰省の準備をして、実家に帰らなくては…

