この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第50章 episode of 0

 その週の土曜日、秋広は桃華のアパートに行かなかった。
 別に毎週行くと約束しているわけじゃない。なんとなく習慣になってしまい、冷蔵庫の中の食材を整理するという名目で、訪ねてはいたが。

(もしかしたら、桃華さんが相澤に僕のことを話したのって、毎週来るのが迷惑だからどうにかして、の相談とかだったり……)

 ありえる気がする。だから相澤は、やんわりと自分にそのことを伝えたのか。
 直球に言うと、自分が傷つくと思ったから。
 秋広は急に怖くなった。

(しばらく桃華さんちに行くのは……)

 やめよう、と結論付けた時。
 唐突に携帯電話が鳴った。
 開いてみて名前に驚く。桃華だった。
 事務所の番号以外にかけてきたことはなく、緊急な何かが起きたのかと思い、秋広は飛びかかるようにして携帯を掴んだ。

「は、はい! 何かあり……」
「ーー今日来ないの?」
「……へ?」

 秋広の口から、間の抜けた声が漏れる。
 もう午後二時をまわっていたが、桃華の声は寝起きのようで掠れていた。

「今日は、来ないの?」

 再度、繰り返される問い。

「あ、今日はちょっと……」
「なんでだよっ! ふざけんな、今すぐ来いっ!」
「は、はいっ……!」

 突然の罵声。
 秋広はわけもわからぬまま、急いで桃華のアパートに向かうのだった。
/983ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ