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Memory of Night 2
第50章 episode of 0

「だーっはっはっは」

 ーー翌日の昼過ぎ。携帯に相澤から連絡があった。
 昨日の昼間桃華にいろいろ聞かれたらしい。誤解はなるべく解いたつもりだが、その後の様子が気になりかけてきたようだった。
 相澤は早速昨日のことに触れようとし、その瞬間我慢できないという感じで大爆笑した。

「……そんなに笑わなくても」
「いや……っ、だって、財布届けようとしただけなのに、盗んだって誤解されて返り討ちに遭うなんて面白すぎるだろ……っ」
「…………」
「怒るなって。笑ったのは悪かった。でも、ちゃんと誤解解いてやったろ? 香椎さんに」

 秋広はパソコンのディスプレイを眺めていた。相澤に対していつもより相づちが少ないが、それはパソコンを開いているからだ。
 だが相澤は秋広が怒ったと思ったらしく、どうにか笑うのを堪えようとしてくれていた。
 そんな相澤の心境など知らぬ存ぜぬな様子で、秋広はまったく別のことを考えていた。

「ねえーー普通風呂ってガスで沸かすよね? プロパン、てプロパンガスのことで合ってる?」
「ん? そりゃそうだろ」
「…………」

 また、秋広は沈黙する。

「ガスってなんの話だ?」

 秋広はパソコンの画面を眺めていた。調べていたのは、桃華が住んでいるアパートの物件情報だ。
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