この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第50章 episode of 0

 通話ができたりモニターが映るタイプのインターフォンではなかった。音が鳴っているかどうかも、よくわからない。
 秋広は駐車場を見渡した。道路側の端に、彼女のものと思われる軽自動車が停まっている。
 帰ってきているはずなのに。

「あの、ごめんください。神谷です!」

 秋広はノックをし、ドアを直接何度か叩いた。

「桃華さん! 大丈夫ですか……?」

 まさか本当に、倒れてるんじゃ……。

「桃華さん!」

 秋広がノブをまわすと、がちゃりーーと開いた。

(ドア……開いてる?)

 秋広はドアを開き、玄関へと入った。狭い玄関には安全靴。桃華のものだろう。
 すぐ目の前が部屋で、下は畳で、六畳ほどしかない。
 小さな衣装ケースとちゃぶ台、薄い布団しかなく、テレビもなかった。そして暗かった。
 桃華の姿はない。

「桃華さん……?」

 誘拐でもされてしまったんじゃ……。
 物騒なことばかりが次々によぎった。
 ーーその時だった。
 部屋の横の小さなスペースから、突然何かが現れた。
 秋広の視線がそこへ向く。驚いたことに、その人影は桃華だった。さらに驚いたことにーー桃華は服を何も身につけてはいなかった。白いバスタオルを頭からかぶっている。
/965ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ