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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……
「分かったよ……。でも、時間を決めて。お母さんが帰宅するのが、まだかなり先だとはいえ、いつまでも見られたり触られたりするのは……」

 この言葉を聞き、悠の双眼が爛々と輝いた。

「おっ、OKってことか! 時間なら、ほんの10分でいいから!」

 身を乗り出しながら言う悠。

 諦めの溜め息とともに、風香は言った。

「分かった。じゃあ、しっかり時間を計っておいてね」

「もちろん! でも、カウント開始は、風香が全部脱いでから、だぞ」

「了解……。で、どうして胸を揉むだけなのに、全部脱がなきゃいけないの? 上半身だけで、勘弁してくれない?」

 悠が譲ってくれるとも思えなかったが、一応聞いてみる風香。




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