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エブリデイ
第5章 それは歪であるが故、何物にも代えがたく

それでも、何度も何度も――僕は絶頂を迎えてゆく。
入れ替わるようにして、四人の誰かは僕の上に跨り。
全身を痺れさせるようにして――吐き出す、その感覚――それを。
やがて僕は――――快感なのだと、覚え始めて、いった――。
心底、嫌がっている筈。なのに、身体が――裏切る。
その矛盾に耐え切れずに、僕は心に深い傷を残した。
と、そんな風に言ってしまえば、次にまた痛烈な自己嫌悪の嵐が襲う。
結局は快感に身を任せ、為すがままだった自分が――許せなかった。
そんな訳のわからない感情(もの)が、色々と限界を迎えた――挙句。
うわああああああぁぁああぁ――――――!
その夜の最後に――僕は狂ったように、暴れ回ってしまったのだ。

