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エブリデイ
第5章 それは歪であるが故、何物にも代えがたく

うわぁっ……! ど、どうして……こんなっ……!?
十三歳だった僕は、その身体もまだ当然、大人とはいえなくって――。
それはドラッグによって、どう見ても正気を留めていない彼女たちの為すがままになっているという体力的な意味でも、それはそうであるのだけど……。
は、はなして……。そ、そんなこと――しないでよっ!
性的な興味は十分に芽生え始めていたとしても、如何せん色々と行き届いてはいない。女の人の胸のふくらみやその先端の部分とか、制服のスカートの中の下着だったりを見たいとは正直、強く思ってはいた。
けれども、そんな他愛のない想像を超えて、その最中のもっと奥の部分を覗いてしまった時に、やはりそんな時は大きなショックに苛まれるのだろう。成長するということは、須らく一つ一つ段階を踏まなければならない――きっと、そうだった。
ああっ……いっ、痛っ!
未だ射精ですら自分で意識して、それを迎えてもなかった。
なのに、僕は――
もう――暴れないでよ。
大人しくしてれば、気持ちよくしてあげるから、ね。
ほぉら――コッチも、触って……。
アハハ、見て見て――ちゃーんと、大きくなってきてる。
くすくす、ウフフフ、アハハ――――――――!
も、もう…………ゆる……し、て…………。
その永遠にも感じた長い時間の中で、僕は様々なものを失っていたのだと――思う。

