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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt
綾波は、美名の手を掴み笑って顔を覗き込む。
「――そ、そんな事……言った……かな」
「言っただろ」
綾波の涼やかな瞳に美名は絡め取られ身動き出来なくなり、恥じらいながら頷いた。
その時、綾波の胸の中に抱き締められ息が出来なくなる。
「全く……お前は」
「ふ……ふがっ……むむ」
このまま潰されるのではないか、と恐怖さえ感じた時、ようやく綾波は腕を緩め、美名の髪を指に絡め口に含み食べる様に動かす。
「――?」
美名は深呼吸しながら綾波を見る。
「お前からのバレンタインは?無いのか?」
「あっ……るけど……
ここまでゴージャスに決められたら……
なんか出せない……」
美名は、実は今日バッグにチョコの箱を忍ばせて来たのだが、予想外の展開で自分の手作りを此処で出すのを気後れしてしまう。
(そう言えば、起きた時に剛さんに食べさせてもらったチョコ……
ホテルのサービスかな……
凄く美味しかったし……
あれと較べられたら……やだよ……)

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