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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt
美名の瞳は涙で盛り上がり、今にも溢れそうだ。
綾波は、困った様に笑う。
「おいおい……
俺の、一世一代のバレンタイン大作戦なのに……
そんな顔で泣くなよ」
「ち……ちがっ……
う……嬉しく……て」
「美名――」
綾波は、美名の涙を唇で掬い、それでもまだ溢れるのを戸惑いながら見つめる。
「私……私、初めて……で……」
「?」
「こんな風にちゃんと……ううん、男の人と……バレンタインを過ごした事……なかったから……」
綾波の目が大きく見開かれる。
「……嘘つけ」
「こんな事で嘘ついてどうなるのよ――!バカア!本当だもんっ!」
美名は、真っ赤になり泣きながら綾波の胸を叩いた。
「うおっ……ゲホッ……」
綾波は咳き込むが、美名はまだ叩き続ける。
「その時期になる前に……別れたりとか……
居ても、そんな事してくれない人だとか……
とにかく、私は、剛さんとのバレンタインが初めてなのよ――!
文句あるっ?」

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