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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt
中に入っていたのはビターなチョコレートを思わせる様な深い色のワンピースだった。
落ち着いたシックな色だが前ボタンが金色の薔薇の形をしていて、そのせいか華やかに見える。
美名はワンピースを抱き締めて綾波を見た。
「あ、あの……
これは……」
「見ての通り、ワンピースさ。
……俺の服に見えるか?」
綾波はしれっと言うが、美名は感激で唇が震える。
恐らくこの部屋は今大人気のピルトンだろう。
全室がウォーターフロントの眺めで、空港やレインボーブリッジ、工場が一望できて、それを目当てに泊まりたがるカップルは多い。
ティータイムには種類が豊富なデザートビュッフェを楽しみに若い女性客で賑わうが、あまりの人気に何ヵ月先まで予約で一杯らしい、とテレビの情報番組で見たばかりだ。

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