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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt



「あ、あれ?美名?」



真理が唖然として美名を目で追う。



美名が走っていると、不意に後ろから腕を掴まれた。


振り返ると、内藤がニコニコしている。



「……駄目じゃない、真っ先に俺の所に来なくちゃ」


「……な、内藤さん」



美名は、腕を掴まれながら、綾波の方を見る。


綾波はアニーに顔を近付けられて何かを囁かれている様だ。



今にも頬に唇が触れそうに見えて、美名の身体がカッと熱くなる。



(な、何よ……
剛さんたら!
"俺はお前の物だ"
て言ったくせに……
あんなにアニーに近付かせて……っ)



無意識に歯を食い縛っていた様だ。

内藤が唇に指で触れてくる。


「……どうしたの、そんなに恐い顔して?
ふふ、でも可愛い」



「……で」


美名は小さく、低く呟いた。



「ん?」



「私に、触ったらダメ――!私は、剛さんの物なの――!」



美名は、本気のシャウトを内藤の耳元で決めた。

「うわっ……」



内藤が思わず美名から手を離す。




ステージで叫ぶのと同じ音量の、美名のパワフルで高い声はスタジオの空気を震わせ、そこに居た人々は皆耳を塞いだ。


「な、なんだ!?」


「何だこの声は!」



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