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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt
真理は、何とか立ち上がると、美名を壁側に追いやり、両腕を美名の身体の横に突き、やけに真面目な顔で咳払いをした。
「あ――、コホン。
俺に大切な質問とは、なんだね?」
美名は、真理の背中の向こうで、アニーが綾波に駆け寄り、眩しい笑顔で何かを言っているのを見ながら、虚ろに返事をした。
「う?うん……」
真理は自分の髪を手で掻き分けながら、何故か赤面する。
「……世間は明日バレンタインというこのタイミングで、真理様にクエスチョンとは……
つ、つまり、俺の明日のスケジュールの、か、か確認なのかいっ?
……いやあ~!
参ったなあ!急に言われても……
いやいや、しかし、もしお前が綾波の鬼畜振りに嫌気が差して――!
……気は優しくて力持ち!林檎も掌で潰せるぜ――!な真理様と……
その、なんだ……
むむむ……バレンタインをっ……す、過ごしたいと言うなら――」
綾波は笑顔で何かを返すが、アニーはその肩に手を掛けて顔を近付けようとしている。
「――ゴメン、真理君、もうそれは大丈夫」
美名は、真理からすっと離れて駆け出した。

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