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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt
美名と綾波は、背中で手を握り合っていた。
僅かにその力を込め、美名は綾波に小さく言う。
「剛さん」
「うん?」
「熱愛会見の言葉、考えておいてね?」
「……そうだな」
二人して笑い合っていると、メイク係が走ってやってきた。
「美名さん、本番前にチャチャ――っとお直ししますね~!」
「じゃあ……
しっかりな、美名」
綾波は、美名に優しく笑いその手を離した。
美名はメイクされながら、目で返事をした。
(剛さん……
私……
頑張る……
脅かしになんか、負けない――!)
「あ――、いい表情だねえ、本場もその顔で頼むよ、美名ちゃん」
内藤は、台本を手に美名に笑いかけたが、美名の目に宿る強い光に真顔になる。
先程の、おどおどしていた少女の様な美名はそこには居なかった。
目の前に居るのは、プロとして綾波の恋人として覚悟を決めた女性だった。

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