この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
☆番外編あらかると☆
第4章 ブライダル・ナイト―花嫁の君を抱いて
不意に薔薇の香りが鼻腔を擽ると同時に、ほなみの柔らかい声がする。
「気持ちよかった……お先にありがとうね」
「あ……ああ」
ほなみは、智也がプレゼントしたピンクのバスローブを纏い、まだ髪が濡れていた。
バスローブから覗く、上気したなめらかな肌が艶かしく智也を誘っている。
思わずゴクリ、と喉を鳴らしてしまったが、誤魔化すように咳払いする。
智也は、ほなみを抱いたあとも一緒に眠る事もしないし、ましてや夜一緒のベッドで眠った事もなかった。
一緒にいたら際限なく彼女の肌を求めてしまいそうで怖かったのだ――
だが、いくらなんでも結婚初夜は、別々というのもおかしいだろう。
勿論今夜は朝まで一緒にひとつのベッドで過ごす。そして、明日から一週間はフランスへ新婚旅行だ。
ずっと側に彼女がいて、自分の理性が保てるのかどうか、自信がもてない。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


