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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
口をパクパクさせて真っ赤になる美名を見て、祐樹は目を細めて笑うと、頬へ素早くキスをした。
「ひ――っ?」
驚いて腕から転げ落ちそうになる美名をしっかりと捕まえて、祐樹は後部席のドアを開ける。
「何も言わないなら、都合よく解釈するけどいい?」
「へっ?」
「――俺がキスした時もすっげー色っぽく悶えてたし……良かったんでしょ?本当は」
「……っ!」
「西本さんと居たくない~とか言っておいて、俺へのラブレター書いてるしさあ」
「ラッ……」
――ラブレターじゃなくて、激励のお手紙です!と叫びたかったが、祐樹は満面の笑みと共に言った。
「つまりさ……美名ちゃんは俺に惚れてるわけだよ」
返答しなくても鮮やかに染まる頬が美名の気持ちをあらわしていた。

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