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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

「ひゃっ!」
途端、小さな生き物が背中に這いまわっていくようなくすぐったさに襲われる。
敢えてしているのか、ヤナセは往復を繰り返しながら背中をなぞっていく。
「あっ! あぁぁ……」
そう言えば、最近余り背中まで触られていなかった気がする。
『マスターコース』では、四十八手の体位をこなしていくことの方がメインになっていたから、背中を弄られるようなことはそれ程なかった。
改めて背中が、こんなに感じるものなのだと思い知らされる。
肩を小刻みに震わせていると、ヤナセの指が背中に渦巻きを書き始めた。
「クス……綺麗で可愛らしい……お背中ですね」
「ひゃっ! そ、そうでっすか?」
弛まなく襲ってくるくすぐったさに耐えながら、ヤナセに必死で返事をするけど声がひっくり返る。
「えぇ……とても……」
「ふぁぁっ……あぁ……」
背中越しに色っぽい声で囁かれるけど、褒められているのか遊ばれているのか分からない。
強いて言うなら、後者な気がした。
ヤナセ様はいつまで、背中でお絵描きされるのだろうか……。
胸を弄られるのとはまた違う、切れ目のないこそばゆさから抜け出したい。
「ヤ、ヤナセさんっ!」
「はい……」
「背中は……も、もっ……あぁっ!」
『もういいです』――――そう言いたかったのに、ヤナセの指の動きがますます早くなって言葉が途切れてしまうと――――
「もっと……ですか?」
低くて妖しい声が、後頭部に振って来た。
途端、小さな生き物が背中に這いまわっていくようなくすぐったさに襲われる。
敢えてしているのか、ヤナセは往復を繰り返しながら背中をなぞっていく。
「あっ! あぁぁ……」
そう言えば、最近余り背中まで触られていなかった気がする。
『マスターコース』では、四十八手の体位をこなしていくことの方がメインになっていたから、背中を弄られるようなことはそれ程なかった。
改めて背中が、こんなに感じるものなのだと思い知らされる。
肩を小刻みに震わせていると、ヤナセの指が背中に渦巻きを書き始めた。
「クス……綺麗で可愛らしい……お背中ですね」
「ひゃっ! そ、そうでっすか?」
弛まなく襲ってくるくすぐったさに耐えながら、ヤナセに必死で返事をするけど声がひっくり返る。
「えぇ……とても……」
「ふぁぁっ……あぁ……」
背中越しに色っぽい声で囁かれるけど、褒められているのか遊ばれているのか分からない。
強いて言うなら、後者な気がした。
ヤナセ様はいつまで、背中でお絵描きされるのだろうか……。
胸を弄られるのとはまた違う、切れ目のないこそばゆさから抜け出したい。
「ヤ、ヤナセさんっ!」
「はい……」
「背中は……も、もっ……あぁっ!」
『もういいです』――――そう言いたかったのに、ヤナセの指の動きがますます早くなって言葉が途切れてしまうと――――
「もっと……ですか?」
低くて妖しい声が、後頭部に振って来た。

