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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

ヤナセはローブに手を掛けると、三人の方に笑顔を消して話しだす。
「生徒に気負わせないように……行為をしながら脱がせていくのがベストだが……状況に応じて判断するように」
「はい!」
ようやく発せられたレッスン上の指示に、更に三人の顔が真剣になっている。
特にさっきレッスンを中断させてしまったクニミツは、神妙な面持ちをしていた。
あの様子だと、今日は射精どころじゃないような気がするけど……。
そんなこと考えている内に身体を包んでいたローブは忽然と消えていて、何処に行ったかと思ったらヤナセの腕に掛かっている。
早いっ!
いつの間に!!
ヤナセは無言でローブを持った手を三人に向けると、咄嗟に反応したのは一番若いリクだった。
リクはローブを素早く受け取って、手際よくたたんで机に置く。
まるで一瞬、別世界の光景を垣間見た気がする。
流石元バーテンダーだから、一見チャラっぽく思われそうだけど、周りを良く見ているタイプかも?
同い年のナツ、早くもライバルが現る!?
それにしても……
いつも細やかなヤナセが、男性講師には多くを語らないのが気になった。
何か意図があってのことだろうけど、余りのギャップに戸惑ってしまう。
「琴海さん……何か気になることでも、ございますか?」
「はっ! いえ、何も!?」
「そうですか……顔を顰めていたので……何かあったのかと思いまして」
「……すみません」
どうやら考え事をしながら、眉間に皺を寄せていたみたいだ。
直ぐにトリップする癖を直すのが、私の課題かもしれない――――。
「生徒に気負わせないように……行為をしながら脱がせていくのがベストだが……状況に応じて判断するように」
「はい!」
ようやく発せられたレッスン上の指示に、更に三人の顔が真剣になっている。
特にさっきレッスンを中断させてしまったクニミツは、神妙な面持ちをしていた。
あの様子だと、今日は射精どころじゃないような気がするけど……。
そんなこと考えている内に身体を包んでいたローブは忽然と消えていて、何処に行ったかと思ったらヤナセの腕に掛かっている。
早いっ!
いつの間に!!
ヤナセは無言でローブを持った手を三人に向けると、咄嗟に反応したのは一番若いリクだった。
リクはローブを素早く受け取って、手際よくたたんで机に置く。
まるで一瞬、別世界の光景を垣間見た気がする。
流石元バーテンダーだから、一見チャラっぽく思われそうだけど、周りを良く見ているタイプかも?
同い年のナツ、早くもライバルが現る!?
それにしても……
いつも細やかなヤナセが、男性講師には多くを語らないのが気になった。
何か意図があってのことだろうけど、余りのギャップに戸惑ってしまう。
「琴海さん……何か気になることでも、ございますか?」
「はっ! いえ、何も!?」
「そうですか……顔を顰めていたので……何かあったのかと思いまして」
「……すみません」
どうやら考え事をしながら、眉間に皺を寄せていたみたいだ。
直ぐにトリップする癖を直すのが、私の課題かもしれない――――。

