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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

さっきのは、誰っ!?
余りの変わりように、度肝を抜かされる。
これには流石に新人くんたちも、驚きを隠せないでいた。
まるで数分前まで大雪だったのが、一瞬にしてお花畑にでもなったような感覚だ。
目ん玉飛び出そうなくらい、艶やかな笑顔を凝視していると
「クス……今度は私の顔に何かついてますでしょうか?」
キスする前に聞いたことと同じことを聞き返される。
「はい……美しい目と鼻と……お口が」
「クスクス……それはありがとうございます」
私の珍回答にも相変わらずな笑顔で返してくる余裕ぶりに、普段のヤナセらしくてホッとした。
だけどヤナセは私の両肩を掴み上半身を起こすと、少し表情を曇らせる。
「琴海さん……中断して申し訳ありませんでした」
正直こんなストイックなヤナセを初めて見て驚いたけど、生徒の時だったら知りえない講師の裏の姿が見れて嬉しくもあった。
ラブカルの講師たちが徹底している理由は、こうした厳しい訓練を乗り越えた成果なことに、今までしてきた貰ったことへ更に感謝の気持ちが込み上がってくる。
この講師たちの苦労の先に、私は新たな人生を踏み出す勇気を貰えたのだから―――。
「いえ、勉強になりました。私も引き続き真剣に取り組んでいきます」
胸の奥に溢れる気持ちを今すぐに伝えたい衝動に駆られるけど、今はレッスンが優先だ。
明るく満面の笑顔で言うと、ヤナセの顔から曇りが消えていく。
「琴海さん……ローブ……脱がせますね」
「は、はい! お願いします」
今日初めての『予告』に、ずっと感じていた物足りなさが消えていった。
余りの変わりように、度肝を抜かされる。
これには流石に新人くんたちも、驚きを隠せないでいた。
まるで数分前まで大雪だったのが、一瞬にしてお花畑にでもなったような感覚だ。
目ん玉飛び出そうなくらい、艶やかな笑顔を凝視していると
「クス……今度は私の顔に何かついてますでしょうか?」
キスする前に聞いたことと同じことを聞き返される。
「はい……美しい目と鼻と……お口が」
「クスクス……それはありがとうございます」
私の珍回答にも相変わらずな笑顔で返してくる余裕ぶりに、普段のヤナセらしくてホッとした。
だけどヤナセは私の両肩を掴み上半身を起こすと、少し表情を曇らせる。
「琴海さん……中断して申し訳ありませんでした」
正直こんなストイックなヤナセを初めて見て驚いたけど、生徒の時だったら知りえない講師の裏の姿が見れて嬉しくもあった。
ラブカルの講師たちが徹底している理由は、こうした厳しい訓練を乗り越えた成果なことに、今までしてきた貰ったことへ更に感謝の気持ちが込み上がってくる。
この講師たちの苦労の先に、私は新たな人生を踏み出す勇気を貰えたのだから―――。
「いえ、勉強になりました。私も引き続き真剣に取り組んでいきます」
胸の奥に溢れる気持ちを今すぐに伝えたい衝動に駆られるけど、今はレッスンが優先だ。
明るく満面の笑顔で言うと、ヤナセの顔から曇りが消えていく。
「琴海さん……ローブ……脱がせますね」
「は、はい! お願いします」
今日初めての『予告』に、ずっと感じていた物足りなさが消えていった。

