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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜
「ふんふっふふんふんふ~んっ」
浜田は調子よく鼻唄を歌いながらライヴハウス
"CaIIing"の前の歩道を箒で掃いていた。
山になった落ち葉をちり取りで集め、ゴミ袋に入れていく。
X'masイヴの今夜、CaIIingで、人気バンド”クレッシェンド”のファンクラブ限定のライヴがある。
あと30分もすればバンドメンバーが到着するはずだ。
チケットはもちろんソールドアウト。
「さっすが~!僕の見込んだ子達だね~日本を代表するミュージシャンになる日も近い!ふふん!」
悦に入りながら箒をマイクスタンドに見立て振り回した。
「ぎゃあ」
悲鳴が聞こえ、浜田が動きを止める。
「おや、お隣のお隣の鈴木さんのお宅の……えっと……」
学ラン姿で薄味な顔の中学生男子が腹を押さえてうずくまっていた。
箒が直撃したらしい。
浜田は腰を落として詫びた。
「悪かったねえ……大丈夫?えっと、ヨシト君、だったかな?」
「勇人(はやと)です……」
勇人と名乗った少年は小さな目で恨めしげに浜田を見て答えた。

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