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秘密のキスは蜜の味【完結】
第22章 第2部…抱きしめたい

「夏なんだから、どっか探せばお祭りとか花火大会もやってるかもしれなかったぞぉ」
あ~そうだよね!失敗したかも!
鏡也君に聞いたら全部行きたくなってきた!
クスッ
「せっかく連れてってやろうと思ったのに」
「鏡也君……やっぱり「じゃ部屋でずっと裸で過ごそうな」
えっそれは、ちょっと
鏡也君の膝に股がって抱きついた。
ギュッ。
「やっぱり行きたい。連れてって!」
「だろ?遠慮してんじゃね~よ」っておでこをペシッって小突かれた。
もっかいよく考えるから待ってて~。
鏡也君の膝に跨がったまま、あれこれと考える。
私ったら…いつの間にか夢中になって一人で喋ってたみたい!
「海行きたいけど、水着持って来なかったしな」
「水族館でもいいかな?イルカのショーは……やってないか」
クスクス……チュッ。「………へっ?」
そしたら急に鏡也君に頬っぺにキスされちゃった!
「あ~ダメでしょ。今…考えてんのに」
「葉瑠が可愛くてキスしたくなった。あとは?どこがいい?」
えっ?うん、あとは~
「あっ花火。でも花火大会って平日が多いから鏡也君は行けないよね」
ダメかぁ~‼……チュッ。クスッ……チュッ。
一生懸命考えてるのに鏡也君は笑いながら私の頬っぺや頭にいっぱいキスしてくる。
「あ~鏡也君ってば聞いてる?」
「うん、チュッ…聞いてるよ。チュッ。」
もう鏡也君ったら……背中を優しく撫でるから擽ったい…
ちょっとやめてよ。

