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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?
ヒメの身体がピクリと震えた。
俺は止まらなくなり、ヒメの身体を抱き締めながらまた唇を重ねた。
今度は長く、長く時間をかけてその柔らかさを自分の唇で感じた。
揺れる車内を時折対向車のヘッドライトが照らし、通り過ぎると又薄い闇が包む。
照らされる度にヒメの長い髪や肌が美しく反射した。
何度唇を重ねただろうか。
夢中になって、その唇を舌で開こうとしたら頬に鋭い痛みが走る。
「いっ?」
ヒメはいつの間にか目を覚まし、俺の頬を指で摘まんでいた。
背中に寒気が走る。
ヒメは真っ赤になり怒った様な顔をしている。
(……まずい。
順番を間違えた……
ぶん殴られても文句は言えない……)
俺は観念して目を閉じた。

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