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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?
「どちらまで?」
運転手に聞かれて、一瞬迷ったが、俺は自分のアパートの住所を伝えた。
途端に胸がバクバクしてきた。
「はい了解……」
車は真夜中の闇を切り裂いて行くかの様に走り出す。
俺は自分の行動に自分で驚いていた。
女の子と深く関わるのは面倒でしか無いと思っていたのに、自ら事態を面倒にしている。
しかも眠っているのを良い事に自分の部屋に連れ込もうとしているなんて。
「んん……」
ヒメが僅かに唇を動かしたが、まだ起きる気配はなかった。
柔らかそうで可憐な唇を見ていたら、吸い寄せられる様にキスしてしまった。

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