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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?
ヒロヤはニヤリとする。
「飲めねえのか?つまり」
「そういう訳じゃない」
ヒロヤは、向こうのテーブルで一生懸命に水割りを作るヒメを見た。
「じゃあ……ヒメちゃんに飲ませてくるかなあ。
口移しで」
俺は、立ち上がるヒロヤの片手からグラスを奪い、一気に飲み干した。
冷たい液体が喉を通って腹に収まる途端、カアッと熱くなる。
それと同時に自分の中の何かのスイッチが入った様な気がした。
ヒロヤが面白そうに俺を眺めた。
「ふう――ん。
そういう事か……」
形の良い唇を舌がペロリと嘗めると、目をキラリと光らせた。
「じゃあ……飲み比べでもやろうか?
勝った方が、あの子をお持ち帰りだ」

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