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スローバラードを君に
第8章 junk vs シュガースパイス②
「美名……」
先程まで二人でたわいない話をしながらピザを食べていたのに、急に変わってしまう空模様の様に不機嫌になる彼女に唖然として、馬鹿みたいに口を開け、鍋を掻き回す彼女のうなじを見詰める。こんな場合なのに、白い滑らかな肌に欲情し、腹の下がむずむずする。
やはり、言ってはいけない事を口走ったのは不味かった――別れた方がいい、だなんて口が裂けても言うべきではなかったんだ。ずっと彼女が笑顔で居たから、あの言葉を深刻に受け止めていないと、都合よく解釈していた俺は大馬鹿だ。

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