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スローバラードを君に
第7章 junk vs シュガースパイス
美名は、俺がヒロヤをあまり良く思わないのを分かっている。
それを言葉には出さないが、
『しょう君に、迷惑をかける事になるようなら、断るよ』
と俺に言った。
だが、美名の才能を生かすこのチャンスを、俺のつまらない嫉妬でフイにする訳にはいかない。
本当なら、俺が美名をステージで開花させてやりたい。
けれど、今の俺にはそんな力はないのだから。
俺自身も、自分のバンドにしっかりと向き合う為に、暫く離れる事にしたのだ。
お互いの音楽に集中する為に……
長い溜め息を吐いて、ベッドに立て掛けてあるアコギを持ち、音を掻き鳴らした。

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