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スローバラードを君に
第7章 junk vs シュガースパイス
美名と俺は、あの後ベンジャミンのステージの上で話し合った。
言葉を選びながら、美名はこうなった経緯をぽつぽつと俺の目を真っ直ぐに見ながら言った。
美名はベンジャミンをクビになったのだが、以来、ジャム店長が時々ライヴの余ったチケットを美名にくれる事があった。
一方的に解雇してしまった罪悪感と、ジャム店長の気遣いなのだろう。
そんな訳で、店長から廻ってきたチケットで
”KANA―POON"というバンドを見に、二人で行く予定だったのだか、俺が急にバイトになってしまい、美名だけで行ったのだ。
その時に、店長経由でヒロヤの申し出の件を聞いたらしい。
俺が翌日の昼近くまでバイトだったから、話すタイミングがなかった、と。美名は言った。

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