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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
「ぬおおおおお……ふぐっ……むきゅーっ!」
心の叫びが実際に声となって出ていた事に気付いたのは、貴也が苦虫を噛み潰す様な顔でゆうみの唇を思いきり摘まんで強制的に黙らせたからだった。
――ちょっと――!王子に取っておいてあるこのピュアピュアリップ☆を気安く触んな――!
……と怒鳴りたかったが、殺されそうな目付きで貴也に睨まれ、ゆうみはビクビクしながら彼を見詰めるしかなかった。
そんな事をしている間に会社に到着し、ゆうみは貴也にまたしても抱えられ降ろされた。
「ちょー!やめてよっ!会社の玄関でこんな所を女子どもに見られたら殺され――」
「……しゃーないな、許してやるよ」
貴也は、蒼白になるゆうみを見てクスッっと笑い、そっと降ろす――が、耳元に低い声でこう囁いた。
「――金髪男よりもいい男がここに居る事、忘れんなよ」

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