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恋のたまご、割るのはダレ?
第3章 初チュー?なのに!
貴也は悲しそうな顔をしてゆうみの涙を指で拭うが、ゆうみは内心
(あんたが悲しい顔をしてんじゃないわよ――!
王子の為に取っておいた……このピュアなっピュアなマイリップを穢しやがってえええっ)
と呪いの絶叫を浴びせたかったが、如何にせん、今の状況はゆうみに圧倒的に不利だ。
貴也が本気になれば、ゆうみの純潔は簡単に奪われてしまう。
もしもそんな事になれば、ゆうみと貴也の親達は大喜びして、二人を直ぐに結婚させようとするに違いない。
「……うっ……ふえっ……ぐひんっ」
「泣くなよ……ゆうみ……」
貴也が、二歳児の様にしゃくりあげるゆうみをそっと抱き締めるが、ゆうみはその腕に噛みついた。
「で――――っ」
貴也は腕を押さえてベッドから転がり落ちた。

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